電話占いに出会う前は恋の法則にとらわれていた
これまでにも恋愛はしていましたし、好きな人もいました。
告白され経験はありませんが、告白した相手は居ます。
ただ微妙なお付き合いしたしたことがなくて、気づけば二番手という悲しい立場だったのです。それでも嫌われたくなかったし、今の自分にはそこまでの魅力がないのだと言い聞かせて、周りには彼氏が居てそれなりに幸せなフリをしていました。
ただ、26歳にもなると周りにも結婚する友達が出てきて正直焦ってばかりになったのです。
当然二番手の私には結婚なんて程遠い状態でした。
ここまでなぜ恋愛に対してポジティブになれないかというと、以前下手な占いにハマってしまったことがあり、そこで良い恋愛をするには恋の法則に従って生きた方が良いと言われてしまい、それをただ守っていました。
今考えると変なんです。
自分の気持ちよりも相手の気持ちばかり優先するような内容で、よく考えれば二番手になるのは当たり前でした。もう占いにこだわるのは嫌だな…と思っていたのですが、ある雑誌で電話占いの体験談を読んでもう一度占いに頼ってみようかなと思ったのです。
その方の電話占いの体験談は結構複雑な恋愛で、きっと誰にも相談できなかっただろうなと思う様な内容でした。
複雑ではないものの、私の場合もこの歳で恋の法則にとらわれていると相談するのは恥ずかしく、もう電話占いしかないなと思ったのです。昔に占ってもらったことと、電話占いがどれだけ違うのかも興味がありましたし、この電話占いで自分の恋愛観を変えたいという強い気持ちもありました。
誰にもバレずにこっそりと相談ができるので、最初は部屋にこもって携帯でかけたのですが、もちろん親にも兄弟にもバレずにしっかりと相談することができました。この時に言われた言葉は今でも忘れることができません。
今振り返っても、本当に勇気を出してかけて良かったなと思います。
電話占いでの驚きの一言
まずは電話占いで、誰にも話せずにずっと悩んでいた恋の法則について話してみました。
すると占い師の先生は「それはただあなたを縛り付けているだけの法則ね」とおっしゃいました。
私自身もそう思っていたのですが、他人から言われた言葉は裏切れないところがあり、おかしいなと思いながらも無理に信用していたのです。
この時先生に言われたのは「あなたは人を信用しすぎている。あまりに純粋で…。本当は純粋なのは良いこと。でもそれが活かしきれずに悪い方向へ流されている」と話してくれました。
なんだかズバリと言われてしまい少し落ち込みましたが、確かに昔から騙されやすく、それでいて寂しがりやなので人に付け込まれる要素は沢山あったのです。
分かっては居ましたが、占いにもそれが出るなんて余程だな…と改めて反省しました。
この先、私が幸せになるにはどうすれば良いか、どうすれば運命の人と出会えるかを占ってもらうと、驚きの言葉を伝えられたのです。
「まず、今の男性とは別れて、あなたが好きなのに途中で止めたことをはじめましょうね」
そう、アドバイスされました。
今の彼と別れるのは電話占いにかける前から考えてはいましたが、好きなのに途中で止めたことまた始めるというのが良く分からなかったのです。
電話を切って昔を思い出しながら考えていると、高校生の時に母の影響から着物の着付けにハマったことがありました。ところが周りの友達から「なんか古臭い」と言われ好きだったのに途中で止めたのです。
先生は、このことをおっしゃいっていたのか!とビックリしました。
電話占いでそれを確認し、次の週から仕事帰りにも通える着付け教室に行きました。
昔好きだったので、やはり始めてみると楽しいのです。
着付けにハマり、恋愛のことなどすっかり忘れていた頃、定期的に掛けていた電話占いで「そろそろ恋の流れがやってくる」と言われました。
今は楽しいし別に良いのにな~と思っていると、着付けの先生の事情でいつもとは違う教室に通う日があったのですが、そこで卸をしていた男性と知り合い、お互いに心が惹かれてそのまま付き合うことになりました。
着付けをしていた姿に惚れてくれた彼は、まさに本当の私の姿を見てくれた人です。
電話占いに掛けていなかったら、私はまだ恋の法則にとらわれていたと思います。